空き家となった実家を相続した場合、空き家の管理が必要になってきます。

家は人が住んでいるときよりも空き家の状態の方が劣化スピードが早く、気づいたら大きな修繕費が必要になることもあります。空き家とはいえ適切な管理が必要です。

ここでは空き家のメンテナンスについて書いていきます。

メンテナンス個所は大きく分けて3分類あります。

①給排水管について

給排水管は、水を流したりしなくなると急激に劣化が進んでしまいます。

給水管は水が流れなくなると、残った水分が無くなる間に錆が進み、水を流すと錆を含んだ赤い水が出るようになってきます。

排水管については、水の流れが無くなるとごみや汚れが付着し排水管にダメージを与えます

②害虫駆除について

空き家にとって悩ましいのが害虫の発生です。

定期的に清掃が行われていない為、害虫が発生しやすい状態となります。

ゴキブリなどの小さな害虫から、ネズミ、シロアリなどです。

シロアリは木材部分を食べてしまいますので急激に建物の劣化スピードが早まります。

③換気について

人が住んでいない為、十分な換気が出来ずに空気が籠ってしまいます。

それが原因でカビが発生しやすくなります。カビは木材の劣化を早め腐食の原因となってしまいます。

空き家の管理をきちんとする為にも月に1回は訪れ、空気の入れ替えや清掃、給水排水のチェック等を実施するようにしましょう。