空き家を放置し続けると、近隣住民からの苦情などにより行政が調査をする場合があります。その結果、空家等対策特別措置法に基づき、「特定空き家」に指定されることがあります。

特定空き家とは？

１．そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
２．著しく衛生上有害となるおそれのある状態
３．適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態
４．その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態

特定空き家にしていされると以下の流れで措置が行われます。

助言→指導→勧告→命令→行政代執行

この内、勧告まで進むと固定資産税等の住宅用地の特例を受ける事ができなくなり、最大で固定資産税が6倍になります。
また、命令まで進むと50万円以下の罰金が課される罰則規定があります。
そして、代執行に進むと行政が空き家所有者の代わりに対応を行います。空き家の一部の取り壊しや、全部取り壊しなどを行い、費用については所有者に請求がされます。

空き家を放置し続けると色々なリスクが発生しますので、早い段階で専門家に相談する事がおススメです。